悲しい歴史

国家が成立し、自分達の力で文化を育てるということは非常に長い年月を必要とするものです
しかしアフリカはすでにその時間を失ってしまったといえるでしょう。

16世紀ごろから始まった植民地化は19世紀には列強の勢力争いに発展し、住民の意思を無視した領土分割(アフリカ分割)が進んで行きました。象牙海岸の奴隷貿易、南アフリカのアパルトヘイトこれらは欧米諸国が行った非人道的行為です。当然住民の側から起きる抵抗運動はことごとくつぶされ滅ぼされ、住民は教育も受けられず 自らの文化も誇りもつぶされて、文明の枠外に置き去りにされました。

20世紀第二次大戦後にアジアアフリカの独立運動が盛んになり、1960年はアフリカの年と呼ばれ、ようやく多くの国が独立を果たす事が出来ました。

蔓延する汚職問題と国際的な援助の存在

苦難の道の末に手にした独立ですが、アフリカの各地では、多額の国際的な援助金が利権と汚職のため、正しく使われていません
むしろ、国内の貧困格差を助長している感があります。自分の力で稼いだ富ではない資金、「欲望と利害の資金」が世界のあらゆるところ特に「中国」「アメリカ」などから怒涛のように流入してきて、負のスパイラルに拍車をかけています。

負のスパイラル

★今アフリカは世界で最も急速な人口増加が起きています。しかも増加する人口に経済成長が追いついていかない現状があります。

★衛生状態の悪さ・栄養不良などからHIV,エボラなどの感染症が多発しています。しかも治療薬の不足などから改善の余地が少ないのが現状です。

★内戦の多さ・・終息が見込めない状況
【1.上置国境の設置】欧州各国はアフリカ進出後、各々の支配域を確定させる為に、既存の民族分布の境界線の上に、人為的に国境線を上書きしてしまいました。
【2 民族分断・内戦】その結果、多数の民族が分断・混合されてしまい、現在でも継続する民族対立を要因とした内戦・紛争を誘発しました。(例:ダルフール紛争,ビアフラ戦争など)
【3.貧困へ…】内戦国では、豊富な資源を産出して得た金で武器兵器を購入してしまいます。教育機関・医療機関・交通通信網整備などになかなか金が回らず、経済成長が滞る為、貧困に繋がるのです。 特に黒人を中心とする貧困層の人間開発状況は、相当に劣悪です。

アフリカのリズム

独特のリズムがあり、独特な楽器が多い。



特に打楽器にはジャンベ(Djembe)という西アフリカの太鼓。。 ンゴマ(Ngoma)という東アフリカの太鼓。ドゥンドゥン(Doundoun)というベースを担当する両面太鼓等がある。  西アフリカには遠距離の通信に用いるトーキング・ドラム(Talking Drum)という独特な打楽器もある。

風に向かって立つライオン

独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ(注))は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っている。 アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development:TICAD)との連携でアフリカ各地で活動。 教育・医療・水資源開発等の地道な支援を行っている。

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